いきのび協会スタッフ；講師の梅村です。

「今年の冬は暖かい？」と思っているとどっかーんと雪が降って気温が氷点下になる…寒暖差の激しい毎日を送っている長野県飯田市です。

２０２４年２月２８日（水）、私が定年退職まで勤めていた（株）アイスク・フィットネスクラブ　フラット様からご依頼いただき「３軽エクササイズ®セミナー　膝股関節編」を対面で実施しました。

クラブのサブマネージャーの関君から「今年は高齢者の会員様にしっかりと対応できるよう、簡単にできて効果のある体操を勉強したいんです！オンラインで開催しているいきのび協会の3軽エクササイズ®をみんなで受けるにはどうすれば良いですか？」と相談がありました。

コロナも落ち着き、対面でのセミナーの開催も徐々にできるようになってきた今日この頃。「オンラインより対面で実施した方が良いのでは？私で良ければクラブでやりますよ」とアドバイスしたところ、「やりたいです」とお返事をいただき開催に至りました。

現在、クラブメンバーの年齢別構成は70代女性が一番多く、みんなあちこちに不具合を抱えながらもクラブに通っていろいろな運動に励んでいるようです。また、今年は地域の高齢者の皆さんにより近づき、何かサポートができるようにすることを第一の目標としているとのこと。

この３軽エクササイズ®は、高齢者の皆さんには簡単にできて、その場で「軽くなった！」「動きが楽になった！」と実感してもらえる体操です。もちろんアスリートや、若い皆さん、どんどん動ける方たちにも実施していただける体操でもあるのですが。

今回このセミナーに参加していただいた皆さんは、私が在籍中に一緒に仕事をしていた仲間たち。現在もそれぞれの現場（フィットネスジム、プール、スタジオレッスンなど）で活躍中です。プールで指導中の一番若いスタッフは「プールに来る皆さんは、あちこち痛いから陸上では動けないの…と言っています。でも陸上で生活するのだから陸上でできる体操が指導できたらいいなぁと思っています」と。その通り！と共感しながらセミナーが始まりました。

まず、いきのび協会のミッションである「自立」と「自律」のお話しから、「機能改善とは？」と進めていくのですが、皆さんの理解がとてもよく、さすがに現場でしっかり指導しているなぁと感心する私でした。

指導手順のピラミッドのところでは、初めて聞くようなことらしく、目を凝らして真剣にテキストを凝視しているのがとても印象に残りました。

体験レッスン～姿勢チェック～体操の解説と進み、実際にお客様に伝えてみよう！練習では、テキストを手にしながらの指導でしたが、それぞれの個性ある伝え方（あるスタッフはこぼれんばかりの笑顔で、またベテランのスタッフは落ち着いた口調での進め方）で滑らかに指導ができていたようです。

気になることなどは、みんなに向けて「こんな時はこうするといいかも」「できるだけポジティブに伝えてみよう」など、私のアドバイスも組み入れながら行いました。

セミナー終了後、初めてこの機能改善体操を体験した若いスタッフが「ただボールを転がしただけで、こんなに足裏の感覚が変わるってすごい！」とその感想を伝えてくれました。「その感覚を忘れないで、まず自分自身がこの体操を繰り返しやってみようね。そしてお客様に自信をもって伝えられるようになろうね」のアドバイスに「はい！！」と元気よく返事をしてくれたことは、私自身に「やって良かったな…」と思わせてくれる嬉しいことでした。

対面でのセミナーは、何年ぶりだろう…いつものオンラインセミナーは、遠方の方たちと繋がれるとても嬉しい時間になるのですが、リアル対面でのセミナーは受講者の体温や息遣いなどの温度を感じ、暖かな時間が共有できるやりがいの持てるセミナーだと思いました。

今回お話を持ってきてくれた関君も「３か月ごとくらいに勉強会をしていきたいので、残りの腰編、肩編もお願いします」と言ってくれました。

クラブに通ってくださるメンバーの方たちのみならず、地域の皆さんに「ここに来れば体操ができるね」と言っていただけるように、スタッフの皆さん指導力をアップしていきましょう！

そして、もっと深く知りたくなったら「ボディキネシス®」「ボディキネシス®シニア」など学んでみましょう！

私も皆さんのお役に立てるよう、さらなる研鑽を積んでいきたいと思った１日でした。
ご参加いただいたスタッフの皆さん、ありがとうございました。

本日参加の皆さんです。素敵な笑顔でした！