【オンライン】いきのびフェスタ 2021年8月29日(日)
2021年8月29日 いきのびフェスタがZOOMオンラインにて開催されました!
今年のテーマは"機能改善の為のスキルアップ“
コロナ禍において健康づくりが見直されています。
こんな時だからこそ私たち運動指導者は多様な形で健康づくりのサポートができる!
明日から現場ですぐに活かせる内容のセミナー、指導者や健康づくりに取り組まれる仲間づくりとなる交流会など盛りだくさんの内容でした。
いきのび協会の講師が、各講座のレポートをお届けします!
<講座1> 現場における〝解剖学をとおして動きの機能を引き出す“活用方法
講師:梅本 道代(当協会理事)
全国から画面を通して25名の皆様がご参加してくださいました。
「解剖学は苦手」、「学んでも指導現場では活かせていない」という方も多いかと思います。そんな解剖学の知識を生きた知識として伝えていくには?
日常動作に紐づけしていくことが大事!
今回は大腿四頭筋(太ももの前)をテーマにわかりやすく教えてくださいました。
伝えるための第一歩は、事実(体の構造と機能)を理解することから。
骨や筋肉は、どんな形?どこからどこにくっついているの?どんな働きをしているの?
体の構造を目で見て、自分の身体に触れて、動いてみる。
するとイメージしやすく、どこにも負担なくスムーズに動けます!
理にかなった機能的な動きで毎日過ごしたい!
だからこそ日常動作に繋げることが大事だとわかります。
機能改善体操の意味も深まります。
実際に膝のトラブルを抱えている方も多いので、今回の講座を受けたことで、口だけでは伝わらないことがわかりました。
事実を正確に理解し、視覚で伝え、触ってみて、動いてみる。
機能的な動きは、体操を通して本来の動きを引き出す。
たくさんのヒントをいただきました。
受講者の皆さんも実際に動きながらたくさんの気づきがあったようです。
明日からの現場がたのしみですね。
皆様、ご参加ありがとうございました。
レポート:東田 馨子(当協会認定講師)
【講座1】受講生のお声
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全くの素人で参加しましたが、 例え、視覚化が非常にわかりやすかったです。ありがとうございました。
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解剖学の知識をどのように伝えたら良いか悩んでいました。身近なものに例えること、自分の体を触って体感してもらうことがとても大事だと感じました。すぐにアウトプットしていきます!ありがとうございました!
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事実を理解しておく必要性や指導現場での伝え方等とてもわかりやすかったです。 自分自身が解剖学の話を面白く感じた事はあまりなかったので、やはり伝える側になった時に皆さん退屈なのでは?と感じていましたが、その懸念も解消されました。そして、私自身の解剖学への苦手意識も変わりそうです。ありがとうございました。
<講座2> 参加者の動きを変える!劇的!な言葉の使い方
講師:尾陰 由美子(当協会会長)
2講座目は尾陰会長の「参加者の動きを変える!劇的!な言葉の使い方」です。
オンラインでの運動指導の増加、背面指導や接触禁止など、今まで以上に「言葉」による運動指導が必要とされるようになりました。
参加者を言葉でスムーズに導くにはどうしたらいいのか…みんな真剣です!
相手に動いてもらうには相手が受け取れるものを1つずつ積み重ねていくことが大切。
そこでありがちなのが「余計なこと」を言っていたり、一度にたくさん伝えていたり、ネガティブな表現だったりということ。実際にドリルワークをしてみて自分はどうだったかなとセルフトーク。
セルフトークもポジティブに!
そしてすぐに取り入れたいと思ったのが「オノマトペ」と「比喩表現」です。
「ハラハラ」「パラパラ」「バラバラ」を体で表現してみると…確かに違う。
画面を見るとみんなそれぞれにその音から受けたイメージで動いている。アレコレ言わなくても動けるのは頭の中でイメージが膨らんでいるということで、さらに手触り、肌触りなどの情報を入れることで立体的なイメージになっていくそうです。
とはいえ、たとえがマニアックすぎると伝わらないので参加者の年齢や性別に合わせた比喩やオノマトペを!
まだまだ知らないことがたくさんの言葉の世界…。
まずはフェスタで学んだことをバンバン実行して大切な人達をイキイキ、のびのび、元気にしちゃいましょう!!
レポート:緒方 美保(当協会認定講師)
【講座2】受講生のお声
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言葉の使い方に苦手意識が強く、語彙力がないからだと決めつけていましたが、解決法がサラッと見つかりました。とても楽しかったです! ありがとうございました!
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これまでの気をつけていたことが今回の内容と重なり、アハ体験となりました。 いろんな角度から物事を見ていくと、またまた面白いと思うのでした。 いつも噛み砕いて、分かりやすいご講義、ありがとうございました。
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脳に働きかけるには、言葉だけではないという事を改めてわかりました。またペアを組む事でたくさん発見があり新鮮でした。目から鱗でした。
<講座3>運動指導者として伝えたい!運動の効果と栄養の基本!〜生活習慣病改善編〜
講師:綿谷 千鶴(当協会理事)
いきのびフェスタ!
今日3コマ目の講座は、綿谷講師による『運動指導者として伝えたい!運動の効果と栄養の基本』でした。
綿谷講師は運動指導者であるだけでなく、管理栄養士の資格も持ち栄養の専門家でもあります。
栄養と運動は切っても切れない関係ですから、興味深い内容ですね。
今日は栄養改善のポイントとメタボ改善運動のポイントについて具体的に教えて頂きました。
内臓脂肪が蓄積することのリスクや、原因、体重をどれくらい減らしたら良いの?など、興味深い内容盛りだくさんでした。
一番印象に残ったのは、
血圧や血糖、脂質の検査値が改善を目指すには、まず体重を3%から5%を減らすだけで良い!ということ。
10キロ減らしなさいと言われたら、先が長すぎて、気持ちが滅入ってしまいますよね?でも2キロとか3キロで良かったら、がんばれそうですよね?
では、どうしたら体重を健康的に減らせるのか?
これが知りたいですよね。
やっぱり栄養素をバランスよく取るのが大切だそうです。
1日に野菜をこれだけ食べましょう!と言われても・・・毎日計量して食べるなんで不可能。そんな皆さんに、
両手を使って量を測る方法を教えて頂きましたよ。
明日からの食事コントロールに生かせる内容でした。
最後にはメタボ改善の運動ポイントについても伝えていただけましたよ。
受講者の多くは運動指導者さんでしたが、生活習慣病の予防には食事と運動のどちらも大切ですね。
これからは、運動の知識だけでなく、栄養の知識も増やしていきたいですね。
綿谷講師、ありがとうございました。
レポート:岩木 博美(当協会認定講師)
【講座3】受講生のお声
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ありがとうございました。現場で使える具体的な内容が多くて、行政で担当するメタボ予防教室でも参考にさせて頂きます。
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自分の食生活の見直しの必要性を感じてはいるけれど中々続かないです。つい忘れがちな栄養の基本。自分自身への確認も含めて普段から教室内でも皆さんにマメにお伝えしていきたいと思います。ありがとうございました。
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手で表現するのがとてもシンプルで分かりやすかったので、明日から使っていきたいです。
<講座4>誰かに話したくなる睡眠雑学 ~意外と知らない快眠のコツ~
講師:川瀬 ひとみ(当協会認定講師)
9時30分からスタートしたいきのびフェスタも最後の講座。
「皆さん、パソコンやスマホに向かっていて目が疲れているでしょう?」と
手のひらを温め目に当てて目を休めることからスタートしました。
人生の3分の1は睡眠時間。
でも意外と知らない睡眠の基礎知識や
快眠に向けて即実践出来そうな内容もたくさん盛り込まれた充実の60分でした。
前半は睡眠の役割や仕組みを学び、
快眠のためには一日を通しての行動や習慣も大きく影響してくる事を知りました。
川瀬先生のお話はとても軽快で心地よく、どんどん引き込まれていきます。
ホルモンの働き、光の影響、睡眠周期等の
基礎知識とともに
・睡眠が足りているのかを知る方法は休日にチェック!
・寝室で何気なくしていることが快眠を妨げている!
・スッキリ目覚めるために起床時にするべきこと
・ぐっすり眠るための入浴法
・快眠につながる昼寝のコツ
など
今日から取り組める眠るための環境づくりのお話も
ポイントを押さえてとても分かりやすくお話下さいました。
さっそく2週間チャレンジしてみようと思います。
睡眠に悩むお客様にも【睡眠を見直すきっかけ】を明日からお伝えできそうです。
川瀬先生ありがとうございました。
レポート:佐藤 崇子(当協会認定講師)
【講座4】受講生のお声
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初めてゆっくり睡眠のお話を聞きました。 とても興味深かったです。そういう事だったのか!と思う事もあり、とても楽しくお話しを聞くことができました。 眠れない時のスマホはやめようと思います。ありがとうございました。
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睡眠については以前から興味があり、今日はとても良い学びをありがとうございました。とても興味深くもっと聴きたかったです。眠れないという高齢者の方に床に就く時間に着いて話してみようと思います。
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快眠のコツをたくさん教えて頂いてありがとうございました。自分でも試してみたいことがたくさんです。 周りの方にもお伝えしたいと思います。
<交流会>〜これからの運動指導者の働き方改革について!〜
ファシリテーター:高橋 友見子(当協会理事)/橘 千鶴(当協会理事)
フェスタの最後は「交流会」
参加の皆さんは、それぞれ好きなバーチャル背景に設定しワクワクムードで始まりました。
交流会のテーマは「働き方改革」です。
昨年の緊急事態宣言から運動指導者の働き方が激変しました。リアル(対面)での指導が軒並み中止となり、仕事がなくなる事態に遭遇しました。
そうした中で、環境の変化にどのように対応してきたのか?ディスカッションされました。
指導現場はリアル(対面)からオンラインへ、大人数から少人数へと変化しました。
戸惑いながらも「何とかして運動指導を届けたい!運動をする機会を作っていかなければいけない!」という熱い想いで、オンライン指導、動画配信、パーソナル指導など「新しいことへのチャレンジ」という前向きな発想、そして行動するしかない!と進んできた方がほとんどでした。
私たち指導者が「活きる=輝いて進んでいく」ことが何より大事!
地域の方々と直接顔を合わせでワイワイおしゃべりしながら体操できる日が来ることを信じて、歩みを止めずに変化を楽しみながら成長していこう!
交流会を通して、機能改善体操を届けたいという同じ思いの皆さんと話し合えること、つながっていることは大変心強いことだと感じました。独りじゃない!仲間がいる!それも全国に!オンラインの凄さはここにありますね。困難な状況下でも前向きに進んでいる姿皆さんのキラキラした笑顔が印象的な交流会でした。
レポート:手塚 幸恵(当協会認定講師)
【交流会】参加者のお声
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先輩方も前向きに頑張っていらっしゃる事に、励まされました。 有意義な一日でした。 ありがとうございました!
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全国の皆さんの笑顔がたくさんみられ、とても元気が出ました。 ありがとうございました。
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運動指導者の前に人としての活き方や在り方、 尾陰先生のお話しにはいつも感銘を受けます。 いつまでもいきいきのびのびと輝いていけるように色々な事にチャレンジして楽しんでいきます。 今日は有意義な一日をありがとうございました!