「歩く人。」とは
「歩く人。」は、OVAL HEART JAPANが主催する、主として高齢者を対象とした健康ウォーキングプログラムのことです。歩いて健康を維持する。それを実践する人が「歩く人。」です。
「歩く人。」は、多くのトップアスリートにトレーニング・リハビリ等の指導をしてきた、土井龍雄氏(NPO法人いきいき・のびのび健康づくり協会理事)が生み出した「セーフティーウォーキング」をもとにできた、ウォーキング・プログラムです。
85歳で杖をついて10m歩くのが限界だった方が、トレーニングの後、ジョギングができるまでのなったという例もあるほどです。
今までのウォーキングとの違いのひとつは、「正しく歩く」までのプロセスを大切にしているところです。また、取り組むための「動機づけ」と「継続」は、トップアスリートの経験からサポートできるように考えられています。また、歩くことは、健全なコミュニティや社会の創造にもつながります。
「歩く人。」が目指しているのは、歩くことによる「体力づくり」「仲間づくり」「まちづくり」。
歩くことの基本を知り、実践・体感へ第一歩を踏み出しましょう!
「歩く人。」はどんな効果があるの?
歩くことによって得られる効果は
✅動脈硬化の改善
✅糖尿病の予防
✅認知症予防
「歩く人。」とウォーキングエクササイズの違いは?
従来のフィットネスウォーキングやウォーキングエクササイズは、自分の体力に応じた負荷をかけ、有酸素的に体力維持向上の効果を狙うものです。そのため歩幅を広げることやスピードを上げることを求められます。
例えば、背筋を伸ばして、胸を張って大股で脚を降り出してかかとで着地するような歩き方です。確かに日頃の歩幅よりも大きくなることで多くの筋肉を使い、運動量を確保することができます。しかし、同時に踵からの着地を求めることは、着地衝撃が大きくなりがちです。ウォーキングは、自分の体重の1.2〜1.5倍の負荷が足にかかりますが、大股で踵着地の歩行はそれ以上の負荷にもなりがちです。ロコモティブシンドロームの方や下肢に疾患がある方(膝・股関節などに痛みや変形がある方など)、肥満の方にとってはウォーキングそのもので歩くことが困難になりかねません。
「歩く人。」は、そういった問題を抱えている方や高齢者の方でも安心して歩くことができ、歩行寿命を伸ばすことで、健康寿命の延伸に貢献しようとするものです。
4つの基本の歩き方をマスターし、日々の生活を快適に過ごしていくためのヒントが手に入ります。
90分のリーダーセミナーとは?
「歩く人。」のコンテンツを90分間で学べるセミナーです。このセミナー終了後は、「歩く人。」リーダーとして、自分自身の健康のために、家族や地域の方々に歩くまでのプロセスやその方法をお伝えしながら、率先して日々健康づくりに努めることを行っていただけます。
このセミナーをNPO法人いきいき・のびのび健康づくり協会は定期的に開催しています。
運動指導者の方でなくても一般の方や歩くことに興味のある方ならどなたでもご参加が可能です。
セミナーの内容
実際に90分のセミナーを受講した方々は、歩くことに対して「目から鱗」のようです。
まず、自分の姿勢や歩き方の癖に気付いて驚かれます。
自分自身のことを知ったところで、声を出しながら歩き方を覚えていきます。
無意識だった歩き方を意識することで、足への負担も少なくなり、歩くことが楽だと気づかれます。このセミナーでは、とてもわかりやすく、楽しく学べるので受講された方もつい夢中で歩いてしまわれるようです。
また、歩くためのストレッチや筋トレの方法も知ることができます。
このセミナーでは実技だけでなく、最新の運動科学(生理学や解剖学など)の知識や情報も学ぶことができます。歩くことによって私たちの体はどのような反応がおこり変化するのか・・・理論をしっかり学ぶことで、歩くこのモチベーションがさらに高まります。