フレイル予防にお勧めの体操!椅子に座って機能改善体操(ボディキネシス®)の効果
皆さんお元気ですか?
今月のブログを担当させていただきます井上明美です。
運動指導歴は35年。フィットネスクラブの社員として運動指導をスタートし、その後はフリーインストラクターとしてフィットネスクラブを渡り歩きました。
そして今現在の活動の中心は「運動施設のないところにこそ運動指導を届けたい」と言う思いをもって、地域の運動サークル立ち上げに力を入れています。
私の住む奈良県宇陀市は人口約2万7000人、高齢化率は40%を超える地域です。所属する自治会は高齢化率50%を超えています。
地方ではこのような自治体もかなり増えてきているのではないでしょうか。
生涯自立した生活を送るために「自分の身体は自分で整える」時代。
そこで役立つのが、「椅子に座って機能改善体操(ボディキネシス®)」
フレイル予防にもお勧めです!
フレイル予防にお勧めの体操! 椅子に座って機能改善体操(ボディキネシス®)の効果
「フレイル」・・・最近よく耳にする言葉ですね。
フレイルとは、加齢により気力や体力など心身の活力が低下した状態を「フレイル」と言います。
フレイルは身体の機能が衰えるだけでなく、心も弱っていく状態というのが特徴です。
多くの人が、健康な状態からフレイルを経て要介護状態になると考えられています。
フレイルは健康な状態と要介護の中間状態ですが、適切な対処で再び健康な状態に戻すことが可能です。
人生100年時代。自分らしく生き抜くためにも「フレイル予防」が重要です。
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フレイルチェックをしてみよう
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以下の5項目のうち、何項目があてはまりますか?
□6か月間で体重が2~3Kg減った。
□以前より歩く速度が遅くなってきた。
□ウォーキングなどの運動を週1回以上できていない。
□5分前のことが思い出せないことがある。
□疲れやすくなった
結果
・1~2項目あてはまる ⇒ プレフレイル(フレイル前段階)
・3項目以上あてはまる ⇒ フレイルの疑いあり
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フレイルの原因は何?
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フレイルの原因の1つが「筋力の減少(=サルコペニア)」からおこる「運動器症候群=(ロコモティブシンドローム)」。
ロコモティブシンドロームとは、筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板などの運動器に障害が起こり、「立つ」「歩く」といった移動機能に支障が起きている状態のことです。
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「片脚立ちで靴下がはけない」「家の中でつまずくことがある」「階段を上るのに手すりが必要」と言う場合には注意が必要です。
下記のグラフを見てみると、要支援・要介護になった原因の1位は「認知症」ですが、ロコモティブシンドロームと言われる「骨折・転倒」「関節疾患」の項目を合わせると23.3%と認知症を超える割合になります。
このことからも、フレイル予防のためには、転倒による骨折や関節疾患の予防をすることが重要ということがわかります。
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<要支援・要介護になった原因>
*運動器の障害:骨折転倒・関節疾患・脊髄損傷の合計
厚生労働省2019年国民生活基礎調査の概況より改変 -
フレイル予防の体操としてお勧め!「3軽エクササイズ®(=機能改善体操入門編)
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3軽エクササイズ®・・・「さんかるエクササイズ®」と読みます。
腰痛、膝・股関節痛、肩こりなどの不調の予防改善にも効果的なこの体操は、「いつでも」「どこでも」「誰でも」、「身軽に」「手軽に」「気軽に」行える体操であり、フレイルの予防効果大のお勧め体操です。
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(奈良県宇陀市の運動教室の様子)
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まずは、痛みや不調の原因にもなっている硬くなっている筋肉をほぐす体操⇒ 血液循環を良くする体操⇒ 関節や体幹の安定性を高める体操⇒ 自分の持っている筋力を引き出す体操⇒ 日常生活の動きをスムーズにする体操の順番で行います。
歯磨きを行うのと同じように毎日コツコツ続けることによって、多くの方が痛みや不調の改善を実感されます。
運動教室参加者の中には、膝や股関節の手術をされる方もおられますが、「手術前から体操を続けていたので病院でのリハビリが早く終わりました」と言って、驚きの早さで教室に戻ってこられる方もおられます。
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人生100年時代。生涯自分の足で歩き、自立した生活を送るためにも元気なうちから「自分の身体を自分で整えていくための体操」を、ぜひ多くの方に習得していただきたいです。
- (奈良県宇陀市の運動教室の様子)
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3軽エクササイズ®を受講された方の声
・教室受講後、とても楽に歩けました。
・毎日続けていると膝の痛みが出なくなりました。
・病院や整骨院に行かなくてもよくなりました。
・出かけても疲れなくなりました。
・簡単な体操なので続けられそうです。・・・など、嬉しいお声をたくさんいただいています。
NPO法人いきいき・のびのび健康づくり協会では、
毎月オンラインで「3軽エクササイズ®」を開催しています。
スケジュール⇒https://www.ikinobi.org/news/19971/
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フレイル予防の3つの柱!
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フレイル予防の3つの柱は「運動」「栄養」「社会参加」と言われます。
体操を通して人との関りが増えていく・・・そこにも「3軽エクササイズ®=機能改善体操」の大きな意味があります。
フレイル予防のためには「きょういく」と「きょうよう」という言葉がよく使われます。
「きょういく」=「今日行く場所をつくる」
「きょうよう」=「今日の用事をつくる」
自分の足で歩いて、自由にどこにでも行ける身体づくりを目指しましょう。
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フレイル予防にとって、最も重要なのが「人との関り=社会参加」。
「身軽」「気軽」「手軽」に行える簡単な体操だからこそ、自分の周りの大切な人たちに伝えたくなります。
とっても簡単な体操なのに、効果を感じるからこそ人に伝えたくなるのです。
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「いつでも」「どこでも」「誰でも」簡単にできる「3軽エクササイズ®=機能改善体操」を体験してみませんか?
お申し込みはこちら
↓↓↓
https://www.ikinobi.org/news/19971/お住まいの地域で教室を開催希望などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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運動指導者の皆さんへ
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高齢者向け、フレイル予防のための椅子に座っての体操の指導を習得するには「ボディキネシス®シニアインストラクター養成コース」がお勧めです。
シニアの身体特性を理解しながら、ボール編、タオル編、各10種目の体操を習得することが出来ます。
全て椅子に座って行う体操です。
詳細はこちら
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https://www.ikinobi.org/trainer/bodykinesis/senior/