介護予防体操を大阪で養成コースを開催。運動機能向上・社会参加の向上を引き出すプログラム・指導法です。
高齢者の脳と身体の健康づくりを届けている、いきいき・のびのび健康づくり協会講師の石井です。フィットネスクラブに通われる方の指導から、介護予防の為の地域や行政での指導、介護施設の利用者へのレクリエーション体操指導まで、様々な現場で高齢者への運動指導を行っています。
高齢者は自分に合った運動(+運動習慣づくり)と社会参加の場を求めている!
介護予防運動指導の現場では最近特に【フレイル予防】のニーズが高まっています。
(フレイルに関しては先月のブログhttps://www.ikinobi.org/blog/19239/もご覧ください)
私が指導を担当している現場の一つ、介護予防教室(フレイル改善通所サービス)に初めて参加される参加者の声です。
『以前はスポーツクラブに通っていたけど、怪我してやめてしまいそれで体力が落ちて‥。再び身体動かしたいと思っていたけれど、この私が続けられそうな所が無かったの。この教室が私にあって続けられそうならいいけれど…』
『主人が無くなって…、その時はバタバタしたけど落ち着いたら、何かポッカリ穴があいたようで…。』
『何となく、介護にならないように何かせなアカンと思っていたけれど、近所に見つからなくて。運動と聞いたけど、こういうところ私に合っているか不安なの』
運動器の機能低下者の割合は年々増加していることがデータから伺えます。
※運動器とは身体運動に関わる骨、筋肉、関節、神経などの総称です。
(引用:神戸市のデータより https://www.city.kobe.lg.jp/documents/45661/besshi.pdf)
高齢者の皆様はフレイルに代表されるように【身体的】【精神的】【社会的】な機能低下を実感している人が多いです。ただ、具体的に行動に移される方はまだ少数で、『何となく弱っているけれどどうすればいいのか?』と漠然と不安と向き合っている方が多いようです。
【参加者の声】
- 要介護にならないように、自分に合った運動をしたい
- 外に出る習慣をつけたい
包括支援センター、自治体は高齢者の社会参加を促すことで介護予防に繋げたい!
教室を担当する中で、参加者の担当である包括支援センターの方(ケアマネジャーや介護福祉士など)の方や事業を行う自治体の担当者(高齢福祉課など)の方とお話しする機会があります。
『こうして、教室に参加されてお元気になられる方もいますが、まだまだ地域にはあまり外に出ずに体力や気力が落ちて心配な方が沢山います。その方にも、なるべく声かけて見学して頂けるようにしたいのです』
『この教室だけでなく、地域で集いの場のようなものを立ち上げたいのですが、この教室で意欲高まった方にそのお手伝いをお願いできないかしら…』
地域の高齢者を見守る担当者の方からすれば、社会参加をしていない高齢者がフレイルになりやすいという事をとても憂慮されているようです。
(引用:神戸市のデータより https://www.city.kobe.lg.jp/documents/45661/besshi.pdf)
また、地域の中で社会参加の場を作っていき、閉じこもり気味の方が気軽に外出する機会を増やすために、お元気な高齢者に役割を担ってほしいと望む声が多いです。そのような高齢者は長生きしやすいというデータも出ていますので、地域全体としての介護予防に繋がる期待が持てます。
(引用:ヨミドクターサイトより https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160630-OYTEW165287/)
包括支援センター・自治体の担当者の方は、フレイル予防の為に運動と同じくらい社会参加の機会提供を重要視されているのが伺えます。
【担当者の声】
- 閉じこもり気味の高齢者に社会参加の機会を提供したい
- 元気になった方に地域の社会参加の場の担い手になって欲しい
今後求められるのは、社会参加と運動効果を確実に引き出せるプログラムと指導者
高齢者の声・担当者の声から、今後介護予防指導では
【社会参加が習慣化するように、教室に継続して参加して頂く】
【心身の機能改善効果の出る運動指導とそれを持続させるための運動の習慣化】
これらが提供できるプログラムや指導者が求められます。
NPO法人 いきいき・のびのび健康づくり協会は
【自立と自律】を目指すための高齢者健康づくりの為の指導者養成と指導者派遣・講習会のご提案を行っています。
介護予防教室に通われる高齢者の方が
【いつまでも自身の身体を心地よく動かせ、自分の意志のもとに行動を行う。周りや社会の為に行動できる】ように健康づくりの普及活動を行っています。
私、石井も介護予防教室や地域の健康体操教室、健脳体操サークルなどで、いきいき・のびのび健康づくり協会のエクササイズを活用しています。
協会の提供するエクササイズが高齢者の社会参加と運動効果を引き出すポイント
①参加者自身が心地よい動きを探しながら行う
内容について行けるか不安な方、運動習慣が無くて自信が無い方でも安心して体操に取り組んで頂けます。
②効果を感じやすい
ご自身の身体と向き合いながら行い、その都度身体の変化を感じながら行います。よって、運動効果を感じやすく参加者の意欲が向上します。
③簡単にできる
タオルを使った体操、ツールなしでも行える体操など、教室だけでなく自宅でも手軽に行える体操です。
④日常生活動作をイメージして行う
体操を体操の動きとしてではなく、日常生活動作(立つ、歩く、家事の動きなど)を心地よくするための動きとして行います。
これらのポイントにより
- ●参加者が安心して教室に参加できる
- ●身体の変化を感じ体操を続けたくなる
- ●自宅でも出来るから運動の習慣化になる
- ●日常生活動作が楽になるから、日々の活動や社会参加への意欲が高まる
- ●誰でも取り組めて効果を感じられるから、周りの方に勧めやすい
すなわち、参加者だけでなく地域全体の高齢者の社会参加と運動効果を引き出すことが期待できます。
NPO法人 いきいき・のびのび健康づくり協会の高齢者の健康づくりの取り組みについてご興味・ご関心がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
近々開催の高齢者指導に関する指導者養成講習会
- ボディキネシス®シニアインストラクター養成コース(大阪にてリアル開催)
【詳しくはこちら】
2022年10月29日(土)10:00~14:30(ボール編)
2022年10月30日(日)9:30~14:00(タオル編)
- リズムキネシス®インストラクター養成コース(オンライン開催)
【詳しくはこちら】
2022年11月12日(土)・13日(日)9:00~13:00 (立位編)
2022年11月27日(日)9:00~13:00(椅子編)
など、他にも高齢者指導に関する様々な指導者養成講習会を行っています。
【詳しくはこちら】
NPO法人 いきいき・のびのび健康づくり協会の高齢者健康づくりの事業を是非ご活用ください!