アラフォー主婦大炎上!石灰沈着性腱板炎と判明してから激痛を乗り越えるまでの14日間日記
炎上しました!?SNSが!?
いいえ。
何がって…
「右肩」がまさかまさかの大炎上!
こんにちは。
事務局スタッフの杉本です。
独身時代は、メディカルフィットネスクラブで介護予防事業を担当していました。
休日は、のんびりと時間を使って図書館までウォーキング。
友達と温泉に行ったり、ジムに行ってみたり身体を動かす機会も多かったのですが…。
今は、パソコン作業で座りっぱなしが多く、典型的な運動不足です。
ちょっと歩く機会があれば、遠回りをするなど心がけています。
今回は、私が4年前に経験した「石灰沈着性腱板炎」に至るまでから、症状が落ち着いてくるまでの事をまとめてみました。
人それぞれに症状の出方も経過も違うと思いますが、まだアラフォーと言えていた頃の私の経験です。
運動指導の先生方に囲まれているの職場なので今回十分な恩恵を受けることができました。(感謝)
何か参考になればと思い、今回ブログにしてみましたのでお読みいただけると幸いです。
『石灰沈着性腱板炎』とは(日本整形外科学会ホームページより抜粋)
40~50歳代の女性に多くみられます。
肩腱板内に沈着したリン酸カルシウム結晶によって急性の炎症が生じる事によって起こる肩の疼痛・運動制限です。
寝る姿勢の習慣からくる肩の痛みと勘違いは実は「石灰沈着性腱板炎」と判明
当時、2歳の末っ子を寝かしつける際、右側を下にして寝る事がほとんどでした。
上の子たちの時も、
その時期が終われば痛みが出る事も無くなっていたので。
そろそろ落ち着くだろうな〜と呑気に構えていたら…
まさかの、ここにきて激痛発生!
2年にわたり自分の体重がかかり続けたせいで、
いよいよ右肩の関節がやられたのだと思いました。
○1日目
寝る前に、右肩の関節周りを触ると少し痛みを感じ始めました。
塗るシップ薬を塗って就寝する事に。
動きの制限は、特に感じられませんでした。
○2日目
明らかに前日よりも腕が上がりにくくなっていました。
しかもこの日は、息子の小学校の入学式
式典中、ビデオを持つのもしんどかったです。
そこで、今までに無かった違和感の為、
最寄りの整形外科を受診してレントゲン撮影をしていただきました。
すると、看護師さんが
「あー、白いのが出ているね〜」
と言い残して去って行くのです。
「白いの!?なに?」とビックリ。
医師が来て、
「カルシウムが沈着しているわ。まぁ言うたら五十肩や。いくつ?37か…」って、
カルテを見ながら言うのです。
そして、
「動かしにくくても、動かさないと固まるから」と。
左手で右手を持って、上に持ち上げるようにと言われました。
『せめて四十肩って言って欲しかったな。』
と内心思いつつ、この時は更にひどくなる激痛を想像もしていませんでした。
注射を打ったらすぐに楽になると言われ打ってもらったのですが、
この注射の効果は無かったように思います。
会計を待つ間に
『肩の痛み カルシウム』と検索したところ、
「石灰沈着性腱板炎」と言うものらしい事が判明。
せせせせ、石灰ーーー!?
という事は、
自分の寝る姿勢からくる肩の痛みでは無くて、
石灰の魔の手が忍び寄っていたってこと!?
自分が中年女性と言われる段階に入ってきている事を痛感しました。
この日は、片手で支えると痛いものの、
なんとか上まで腕が上がる状態、処方されたロキソニンのお世話になりました。
○3日目
明らかに痛みも増し、腕が上がりません。
痛みも強いし、可動域も明らかに無くなっています。
なんとか、頑張って髪の毛をくくりました。
このまま痛みを放置して大丈夫なのか?
これからどうしたら良いか心配になり、
念のために別の整形外科を受診する事にしました。
この日、車の運転をするものの右手はハンドルを支える程度。
エンジンを押すのも指示器を出すのも、
シートベルトを掴むのも右手でできないことが判明します。
そして。
再度、別の整形外科で色んな角度からレントゲン撮影をしてもらいます。
もちろん結果は同じ
うっすら映るのが石灰らしいです。
ここの整形外科では、
ダラーっと腕を下ろしてストレッチからしてみましょう。と習いました。
ただ、普段なら難なくできるであろうストレッチができない!
腕がぶら下がっているだけで痛いので動かせないのです。
トレーナーさんも仕事なので教えてくれるのですが、出来ない事を教えてくれている事にイライラしたのを記憶しています(笑)
今後の記録の為に
「できない事」をリストアップしようと思ったのですが、
アラフォー主婦
仕事もあれば育児もあり。
「できない事」よりも「できる方法」を
見つけないと生活ができないわけです。
まず家庭の事。
●包丁を使わずにできるご飯にする。
●洗濯物や掃除機は家族に依頼する。
●兎にも角にも普段以上に人に甘える。
そして夜中。
寝ている末っ子の頭が右肩にヒット!
思わず 人知れず泣く始末
陣痛の痛みは、波が来る度に、
「幸せ〜、気持ち良い〜」と痛みを受け入れてきたものの…
この激痛は、どこに痛みを逃せば良いかわからない。
効かないシップを苛立ちに任せて外し、
なんともやるせない、切ない夜でした。
肩が痛い石灰沈着性腱板炎の時に試したパソコン作業の方法
○4日目
もう、腕がぶら下がっているだけで激痛。
もちろん腕は上がりません。
パソコンのキーボードまで腕が伸びないのです。
昨日までは、痛いながらに何とか伸びていたけれど、今日は無理…
マウスに手をかけるのも痛い。
上司が来てくれて、パソコンの位置を変えて、腕が伸びた状態で作業ができるように対策してくれました。
まず、目線の高さにパソコン。
(当時撮影していた記録写真です)
踏み台の上に右足を置いて、膝を曲げてその上でマウス操作。
肩はずっと痛いけれど、
痛くても動かさないと動かなくなる。と医師にも言われているし、
メンタルを誤魔化して作業していました。
ノートパソコンのキーボードまで手が届かないので、
デスクトップのキーボードをつけて、左手で打つ!!
左手作業に慣れるように、と思うけれど、あまりの痛さに。
「もう事務作業を続けられなくなるのかな。」と言う不安が襲ってきます。
肩が痛い石灰沈着性腱板炎の時に教えてもらった機能改善体操
この時、上司に肩周りをほぐしてもらい、機能改善体操をレクチャーしていただきました。
ここぞとばかりに、いきのび協会の事務局スタッフである恩恵を受けました(笑)
スモールボールを使用し、動かせる範囲でこちらの体操を行いました。
肩回りをほぐす体操 機能改善体操NO.2
他にも腕を前後にぶらぶら
本当は、2キロ程のダンベルを持って行うようなのですが、 激痛の為に娘の水筒で代用しました。
振り返ると、多分この日が痛みのピークだったのかなと思います。
○5日目
案の定、腕は上がりません。
え?腕ってどうやって持ち上げるんだった?状態です。
片手で支えても、肩の高さから上には上げられずロキソニンと友達でした。
○6日目
5日目と同様。
髪の毛を洗うのも左手のみしか使えません。
肩回りをほぐす機能改善体操に加えて整骨院のお世話に
○7日目
何もしていなくても感じていた激痛は無くなりましたが、
うっすら、痛みは残っています。
上司が知り合いの整骨院を紹介してくれました。
子供を連れて行って大丈夫との事で、すがる思いで早速お伺いしました。
「こんなに可動域の無い方、久しぶりです。」
と担当してくれた方に開口一番驚かれます。
日常動作も痛みをかばいながらだったので、
周辺をほぐしていただきました。
帰りの車の運転中、痛いのは痛いけど。
とっても楽になっている!!感激でした。
肩から聞こえる石灰の沈着が消える音?
○8日目
自力では、まだまだ腕は上がりません。
ただ、激痛は無くなっていて、この辺りからロキソニンを飲まなくても過ごせるようになっていました。
片手で支えて腕を上げていると、肩から『ザリザリ』と音?のような不思議な感覚が。
石灰が壊れる音!?とビックリしつつ寝ました。
○9日目
昨日の『ザリザリ』以降、腕が上がる感じがしますが、
まだ、後ろに手をまわして髪の毛はくくれません。
そして、2回目の整骨院に行きました。
前回よりもかなり肩甲骨周りが動くようになっているらしく、自分でも軽くなっている自覚があります。
帰りの運転も、右手がハンドルまで伸びて楽になっています。
『ザリザリ』効果??
○10日目
自力で腕は上がらないけど、片手で支えると肩より上に少し上がるようになってきました。
シップを貼って仕事をするのですが、痛みもあまり感じなくなり、両手でタイピングができるようになったのです。
これが一番ノンストレスで最高でした!
○11日目
自力で肩より上に上げる事ができました!
運転もほぼストレス無しで、シートベルトも右手で掴む事ができました。
一気にいい感じで、自分でもびっくりです。
○12日目
3回目の整骨院に。
かなり動くようになった事に、先生もびっくり!!
うつ伏せで診察台に下ろせなかった右腕も、
無意識で下ろせている事を教えてくれて。
わ!自分が1番びっくり!
ここまで動かせたら、次にできる治療が増えますと先生も喜んでくれました。
今まで、脇を閉める為に凝り固まっていた筋肉をほぐしてもらい、可動域が広がる感じがしました。
13日が過ぎそして14日目にまた整骨院へ。
それまで、教えてもらった機能改善体操をやったり肩を回したり。
私の場合、ちょっと先が見えてくるまで2週間ほどでした。
最初、「石灰沈着性腱板炎」を検索した時に
痛みは1週間〜4週間くらいって見て
1と4じゃ大違い、と途方に暮れました。
息子が、
「ママの腕が動かなくなって、天国に行ったらダメだからね。おじーさんになってからにしてよね。」って
ん!?
おじーさん?
せめて、おばーさん。って言うてや~
ってエピソードがあったのを紹介できるのも、
痛みが無くなってくれたおかげです。
歯磨きと同じように機能改善体操を日々の習慣にできる動画
あれから4年。おかげさまで肩の違和感はなく過ごせています。
事務仕事は座りっぱなしが多いので、合間に協会のYouTubeにアップされている機能改善体操を行います。
石灰沈着性腱板炎の時も痛かったけれど、出来る範囲で機能改善体操を取り入れられたことは良かったなと思います。
『歯磨きと同じように、機能改善体操を日々の習慣に』
10分間の体操がたくさん紹介されているので、ぜひYouTubeも覗いてみてくださいね。
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